テニス肘で悩まれている方へ

テニス肘で悩まれている方へ

テニス肘とは

正式名称は外側上顆炎と言われていて上腕骨(肩関節に近い骨)の外側上顆というところにスポーツや日常生活での様々な動作で炎症が起きそれが痛くなってしまう病気です。

物を掴んで持ち上げる動作やタオルを絞る動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。

テニス肘には、外側型と内側型の二つがあります。症状の最初に「テニス」とついているからテニスをしている人に多いわけではありません。

状況でいうとバドミントン・卓球・ゴルフ・釣りなどが挙げられます。その他に日常生活で言うと、重いものを持ち上げる仕事や赤ちゃんを抱っこする動作・手首を使う料理人や主婦層にも多い症状です。

ただ、テニス肘に似た症状がもうひとつあるので注意は必要です!それは、橈骨神経管症候群になります。

橈骨神経とは、前腕の親指側を通っている神経で手首や指を伸ばしたり・手首を右側に捻ったりする動きを支配している神経になります。

その神経が通る管がありそこが狭い領域であり橈骨神経が肘の周囲で管を通り前腕から手へと向かっています。

橈骨神経管はそれを取り囲む筋肉・腱・靭帯によって構成されています。その管が肘の所で圧迫を受け前腕や手の甲、肘の側方に切られるような・貫くような痛みが出てきます。

ですので、肘の所に痛みや神経痛が出た場合は症状がいくつかありますのでそのことだけ忘れないでください!

原因


テニス肘の由来は中年以降のテニス愛好家に生じやすいのでテニス肘と呼ばれています。

一般的には、年齢とともに肘の腱が傷んで起こる症状です。原因については未だにどの文献でもはっきりとは分からないと書いてあります。

主に短橈側手根伸筋の起始部(筋肉の付着部)が肘外側で障害されて生じると考えられています。この短橈側手根伸筋は手首を伸ばす働きを持っています。

テニス肘は内側型より外側型の方が発症率が高いと言われていて治りにくい傾向にあります。一般的にテニス肘はオーバーユースと考えられていますのでまずは安静が必要です。

一般的な治療法


テニス肘は、腱の炎症なのでレントゲン検査を行っても通常は骨に異常がある場合はレントゲンでも結果は出ますが今回の腱の炎症は判断がしにくいです。

また、症状が進行して慢性化しているケースは炎症を起こした腱にカルシウムを主とした沈着物が溜まり石灰化していることがあります。

レントゲン検査時に短橈側手根伸筋が付着している根元に白くもやが写ることがあります。病院での処置は、痛み止めの注射や湿布が主流で根本から改善が見込めなことが多いです。

当院では


まずは、徒手検査で症状の判別をしていきます。

01:Thomsenテスト(トムセンテスト)
肘を伸ばし、手首を上にそらした状態から術者が逆の下方向に力を加えた時、肘の外側に痛みが出るかを調べる。

02:Chairテスト(チェアテスト)
椅子を持ち上げた時に肘の外側に痛みが出るかを調べる。

03:中指伸展テスト
術者は患者さんの中指を下に押し、患者さんはその逆に中指を上に持ち上げるようにした時、肘の外側に痛みがでるかを調べる。

徒手検査が終わり肘に炎症が原因で熱感を触知しましたら直ちに冷やして一旦様子を見ます。それと、炎症は一回の施術で消すことは難しいと言われています!

なので、急性的な症状は最初に炎症を抑えるために体の循環を良くするための施術をしていきます。

炎症が起きている状態は身体の回復も一緒に低下している状態なので循環を良くすることによって一緒に回復力も高くなっていきます。

当店のトントン療法は軽い刺激で叩くことによって全身の血液の循環をよくして回復力を高める効果があります。プラスで、肘を痛める原因の一つにほかの硬くなっている関節や筋肉が存在します。

その部位を庇って肘を痛めていることも多いので肘だけ治療をしてもまた再発したり、治療自体の効果が出なかったりします。

なので肘の治療を行いつつほかの部位の硬さを取り除くことで通常より早く症状が良くなりやすいです。

筋肉や関節に硬さが出ていると内臓などにも影響は出やすいです。内臓に負荷がかかると症状が治りにくくなります。トントン療法はその内臓にもアプローチ可能です。

トントン療法は当店独自の施術方法でたくさんの症状を見てきたプロが担当しますので安心してお任せください!

最後に


ここまでテニス肘についてお話してきました。いかがだったでしょうか?

テニス肘と言っても内側型と外側型があり発症率が高い方があります。テニス肘の名前の由来、テニスをしているからなる病気ではないこと、大事なことはできるだけ書いてきました。

もし今回の症状で悩んでいる方もしくは今後症状が発症したかたは慌てず不安になる必要はありません!気軽にご相談ください!