ランナー膝~ランニング時の痛みを減らしたい~

ランナー膝~ランニング時の痛みを減らしたい~

ランニングをしている時に膝を痛めてしまったなんて経験はありませんか?
様々なスポーツで必要とされる「走る」という行為によって痛めてしまう恐れがあるのが膝です。
膝の痛みの症状はたくさんありますが、今回はその代表例としてランナー膝とも呼ばれる腸脛靭帯炎の紹介をしていきます。

膝関節・腸脛靭帯について

膝の関節は太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(脛骨)、脛骨を支える骨(腓骨)、そして「お皿」と呼ばれる部分(膝蓋骨)から成ります。
この関節は膝の曲げ伸ばしや体重を支えるのに重要な役割を担っているのに関節の接合が浅く、少し不安定な構造になっています。
そのため、多くの靱帯や半月板などの軟部組織が関節の周りを覆い、安定性を補っています。

腸脛靭帯も膝に関わる靱帯で、おしりの筋肉(大殿筋・大腿筋膜張筋)から始まり脛骨の外側にあるガーディ結節というふくらみにくっつきます。
大殿筋や大腿筋膜張筋には股関節を外転させる作用があり、腸脛靭帯にはその力を脛骨に伝える役割があります。
ランニング時には足が地面についたときに、上体が傾かないように支える働きをします。

ランナー膝が生じるメカニズム

腸脛靭帯は膝を伸ばした状態では大腿骨の外側の出っ張り(外側上顆)の前を通って、脛骨につながっているのですが膝を曲げていくと、大体30度曲がったところで外側上顆を乗り越え後ろ側に移動します。
この時、腸脛靭帯は大腿骨の外側上顆にこすれます。
長時間のランニングなどでこの動きが繰り返されると腸脛靭帯に炎症が起き、膝の外側に痛みが出てきます。

ランナー膝(腸脛靭帯炎)は大腿骨外側上顆が大きい、腸脛靭帯の伸張性が低い、股関節外転筋の力が弱いなどといった特徴があると発症しやすいようです。

ランナー膝の対処法

ランナー膝になったら、まず安静にしてアイシングをすることで炎症を抑えることが大切です。
そして、ストレッチをすることで腸脛靭帯の柔軟性を高めることで、大腿骨外側上顆との摩擦を減らすことができます。

骨盤王国のアプローチ

骨盤王国では、ランナー膝になった根本的な原因を検査によって明らかにして根本的な改善を目指します。
そのために、患部である膝だけでなく、全身を隈なく検査して体の状態を正確に把握していきます。
体の歪みや筋肉・関節の硬さなど、ランナー膝の根本的な原因となっている箇所を改善することで、再発の可能性を低くしていきます。

まとめ

ランナー膝になると普通に歩くことも、痛みが出て困難になることもあります。
ランナー膝になる人は、そうなりやすい体になっていることが多いので根本的に改善して、再発しにくい体を目指すと良いですね。
もしあなたがランニング中に膝を痛めてしまって困っているならばぜひ一度、骨盤王国にご相談ください。
私たちがあなたのお悩みを解決できるよう全力でサポートさせていただきます。