10度以上になったら危険信号!小指の角度と身体の不調の関係

10度以上になったら危険信号!小指の角度と身体の不調の関係

内反小趾は放置すると足だけの問題では済まなくなります!

足は身体の土台になりますので、バランスが崩れると、全身の不調を引き起こすこともあります。

重度になると手術が必要になり、費用も期間も要します。

さらに、手術をしても良くなるとは限らないのが内反小趾の恐い所です。

このブログでは、内反小趾の概要と、進行を防ぐ為に骨盤王国ではどの様なアプローチをするかをご紹介していきます。

靴を履いた時の小指の違和感、ひょっとすると内反小趾かもしれません

あまり注目されないですが、実は体の痛みと密接にかかわってくる内反小趾。

全身の不調の原因にもなるので進行する前に改善しましょう!

内反小趾とは


突然発生するのではなく、靴を履いているときの違和感を無視した結果起きる症状で外反母趾よりも多い小指の変形です。

足の小指の薬指方向への角度は正常だと10°未満ですが、10~20°で軽度、20~30°で中度、30°以上で重度と言われています。

軽度の場合、外反母趾のように痛みを引き起こすことは少ないので、気にしない方もいますが、小指は親指と比べて弱いので変形しやすくなっているので注意が必要です。

進行すると歩行時のバランスが崩れ、つまずきやすくなったり、足首を捻挫しやすくなります。

また、小指側に一定の圧力がかかり続けた結果、炎症やタコ、ウオノメが発生します。

遺伝と後天的な要素があり、共通するのが開帳足といって、地面からの衝撃に対してクッションの役割を担っている足部の横アーチが崩れ、指の間が開いた状態になります。

重度になると手術以外の治療方法が無くなりますが、早期の場合は施術をしたり足底のセルフケアや保存療法、装具療法、運動療法でも進行を防げます。

放置すると身体の歪みから姿勢が悪くなり、股関節、腰、膝などに痛みが出たり、さらに進行して首が痛くなったり頭痛が出たりと全身の不調を引き起こすことも多々あります。

内反小趾になる原因は何か

・足に合っていないサイズの靴を履いている
爪先が細い形状の靴、足裏のアーチを形成しづらい靴を履いていると小指の付け根に負担がかかる。

ある程度、指に遊びがあるサイズの靴を選びましょう。

・靴下やストッキング
靴下やストッキングでは、小指がずっと引っかかるような履き方をする事で小指が親指側に引っ張られる状態になりますので、5本指ソックスを履くことがお勧めです。

・歩き方
内股やがに股、O脚などの人は、重心のかけ方が偏ってしまう

・体の使い方
主に重心が親指にかからずに、小指にかかりっぱなしになる事で、足のアーチがうまく機能しなくなっている

・足裏のアーチが崩れている
横アーチが崩れて開張足になると、横幅が広くなり小指が靴に当たりやすくなってしまい小指側が圧迫される。

病院でのアプローチ

●保存療法
・痛み止め(消炎鎮痛剤)の処方
・患部を冷やして痛みや炎症を軽減させます

●装具療法
・インソール
自分の足にフィットしたインソールを使用する事で足裏のアーチを維持し、小指にかかる負担が軽減されます。

オーダーメイドのインソールをつくる事もあります。

・テーピングや骨格矯正
骨格のバランスを整えながら形状を正していきます。

・サポーター
内反小趾用のサポーターには足指の部分に穴が開いた靴下のような形状のものが存在します。

小指が内側に曲がってしまわないように、足指の間にスペースを確保することが可能です。

●運動療法
・グーパー運動
足首を反らしたまま足の指でグーとパーを作る。

小指を動かすのに関与している筋肉の小趾外転筋(しょうしがいてんきん)のトレーニングになります

・タオルギャザー
床にタオルを広げ、足先に荷重を加えたまま指でタオルを手繰り寄せます。
足裏の筋力強化が期待できます。

●手術
重度の場合は手術をする事になります。
足の骨を切って角度を調節してから固定するといった方法が手術の一例です。

手術費用は10万円~20万円で、別途入院費用がかかります。

さらに、逆に歩きづらくなり再度同じ様な症状になる事もあります。

骨盤王国でのアプローチ

全身の検査をして、内反小趾になった根本原因を見つけていきます。

検査では、足裏のアーチの確認、指や足首が使えているか、重心(骨盤、首の位置)、立ち姿勢、歩行状態を確認します。


当院では痛みが出ている小指だけでなく全身を詳しく検査します。

また歩行や体の使い方の癖の指導もし、足のアーチが上手く機能していく事で、小指にかかる負担が減り、より早期に症状が緩和していきます。

骨の変形は治りませんが、酷くなければ日常生活に支障が出ない様になります

40年以上装具療法だけでは良くならず諦めていた方が、施術と合わせて正しい足の使い方、筋肉の付け方(使い方)を教える事で良くなっていった事もあります。

また、内臓が原因で歩行や姿勢が崩れていた方がセルフケアと合わせていく事で良くなっていった事もあります。

最後に

なかなか、内反小趾の症状をどこで良くしたら良いのか分からない方や、病院で手術した方が良いと言われ、良くしたい気持ちはあるがそこまで踏み込めない方もおられると思います。

そのような方は、まずは私たちにお気軽にご相談ください。

詳しくお悩みを伺い、どの様に良くしていくのか説明させていただきます。

当院では内反小趾でお悩みの方をたくさん見てきました。

そして、たくさんの方の痛みを軽減してきました。

私たちはあなたが1日でも早く内反小趾を克服できることを目指しています。