この記事を読んでいるということは…あなたは「産後しばらくすれば私のお腹は妊娠前と同じとはいかないけどたぶん引っ込んでくれるはず」と思って過ごしていたのに・・
1ヵ月が過ぎ、2ヶ月が過ぎたころに「ん?あらら?!」となり、産後3ヶ月経っても「あれれ?!なかなか戻る気配がない… … … 」と感じてだんだんと不安がつもり焦り出して「ヤバイ!何かよい産後のケアはないの?」
とネットの記事を探している内に【腹直筋離開】という言葉を知りこの記事にたどり着いた産後の女性ではありませんか?
そんな、産後に心配になっているあなたの為にこの記事では、腹直筋離開についてとセルフ検査方法をご紹介いたします。
■腹直筋離開とは何か?妊婦~産後における腹直筋離開について
早速ですが腹直筋離開について簡単に説明すると、妊娠中から出産時に「腹筋が裂ける」ようになってしまったのが【腹直筋離開】です。
実際に腹直筋離開なってしまった女性の自覚症状は、以下のように感じている方が多いです。
☑出産後に愕然、自分のお腹とは思いたくない現状に目を覆ってしまった。
☑見た目から腹筋が裂けているのがわかる。
☑お腹の筋肉やお腹自体に力が入る感じがしない。
☑横になると、お腹が垂れてはずかしい。
☑お腹の中の内臓が動くし、亀裂があるのがわかる。
☑四つ這いになると、お腹がすごく垂れてしまう。
☑お腹に力を入れると、おなかの形が変になるので人前にはでたくない。
☑おへその周りのシワシワやたるみ。
などです。共通の悩みとして多いのが、お腹に力が入らずに日常生活に支障が出ていたり、なにより女性として、お腹の見た目を気にされる女性が多いです。
ちなみに腹直筋離開は腹筋が裂けている状態なので見た目から痛そうなイメージもありますが、離開している腹直筋自体には痛みなどの自覚症状がないのも特徴の一つです。
こんな産後の腹直筋離開についてですが、インターネットの普及に伴い【腹直筋離開】と検索すれば、腹直筋離開について知ることができる時代になりましたが、一般的にはまだまだ腹直筋離開に対する理解が乏しい現状で、この悩みに直面しないと、聞きなれない言葉になってしまっています。
この為、日本国内にいたっては医師でも腹直筋に対する重要性と深刻さを理解していない方もおり、妊娠中や出産によって腹直筋離開になってしまった女性を困らせている現状があります。
現に医師に相談して、以下のようこんなことを言われてしまった女性の声もあります。
☑「そんなの見た目の問題でしょう?! ほおっておけば治りますよ!」
☑「腹筋でも鍛えとけば良くなるんじゃないの?」
☑「とりあえずベルトを巻いておけば良くなります。」
☑「帝王切開したのだから、腹直筋が離れてもあたりまえでしょ?!」
☑「時間が経てば少しずつ元に戻る」
☑「そんなこと気にしないで、しっかり育児に専念しましょうね…」
などです。諸外国の病院では妊娠中から出産後まできちんと腹直筋理解の検査がしっかり行なわれている時代なのに、日本国内における産後の女性へのフターフォロー体制は、残念ながら遅れているといわざるをいえませんね。
■腹直離開になっているかを自分でチェックしてみよう!
この記事をみているあなたが、まず一番気になることは、「じゃあ、わたしは本当に腹直筋離開になっているの?」ということだと思います。それでは、早速ご自身で腹直筋離開かをセルフチェックをしていきましょう!
まずは【上体起こし検査】からやっていきましょう!チェック方法はこちら!!
1.両ひざをたてて、仰向けになります。
2.次に顎を引いたまま、ゆっくりと頭を上げ、軽く肩を持ち上げます。
3.この状態でおへその位置、おへその上、おへその下の3か所をそれぞれさわります。
4.このときに、お腹の割れ目に指がスーッと入っていくかを確認します。
5.もしもお腹の割れ目に指が簡単に入るようであれば、腹直筋離開の可能性があります。
さらに指が2本入るようであれば重症に状態です。
6.あと、お腹の割れ目から、内臓が盛り上がっているようであれば、ほぼ間違いなく腹直筋が離開してしまっています。
次にご紹介するセルフチェックは【脚挙げ検査】です。
1.脚を伸ばし、仰向けに寝ます。
2.その後、右か左の片方の足をを床から5㎝ほど上げます。
3.ちょとキツイかもしれませんが、この状態でおへその位置、おへその上、おへその下の3か所でお腹をさわります。
4.もしもお腹の割れ目に指が簡単に入るようであれば、腹直筋離開の可能性があります。
さらに指が2本入るようであれば重症に状態です。
■もしも、本当に腹直筋離開だった場合はどうするの?
セルフチェックの検査結果はいかがでしたでしょうか?ご紹介した2つの検査であなたが以下のようなことを感じたのであれば、腹直筋離開になっている可能性が高いです。
☑背中や骨盤に痛みを感じた。
☑お腹の真ん中あたりの腹直筋がみょうに柔らかかった。
☑腹直筋に離開があった。(指が簡単に割れ目に入っていく感じだった。)
☑お腹に変な膨らみがあった。
☑会陰部にて下がるような感覚や膨らむ感覚を感じた。
1つ以上の項目が当てはまるた女性は、今後ヘルニアなどを誘発してしまうこともあるため注意が必要です。
早めに信頼のおける、ドクターや助産師や産後の骨盤矯正を専門でおこなっている整体院の先生と相談しながら腹直筋離開を改善していく産後のケアの運動を進めていきましょう。
あなたが、産後のぽっこりお腹やお腹のシワシワなたるみをなくす筋トレやエクササイズなどの運動をスグにでもはじめたい気持ちはわかりますが、腹直筋離開の状態もひとりひとり違います。この為、あなたの腹直筋理解の状態を確認することが一番大事です。ですから、腹部と骨盤底筋の詳しい検査や相談を信頼のおける病院や整体院で行なってください。
■最後に腹直筋離開になっている場合の過ごし方
出産後に子宮が元の大きさに戻るのは、一般的に産後6週間ほどといわれています。それから、リラキシンホルモンの影響がなくなるまで、少なくとも産後1ヶ月ほどとが目安とされています。
この為、出来る限り1~2ヶ月は、自宅で静かに過ごすことをオススメします。この産後の期間にやってはいけないこととして、腹筋運動は厳禁です。産後にお腹がぽっこりしたままだと女性として焦る気持ちもわかりますし、おへその周りのシワシワやたるみの見た目もすごく気になることも分かります。しかし、焦って間違った方法で運動をすることは、とても危険です。腹直筋離開を悪化させる危険や骨盤底筋への負担増加による骨盤の戻りを妨げる危険性を伴います。
但し寝たきりでいる必要はありません。この間は、深呼吸をしたり、正しい姿勢を心がけて過ごしてください。そして早めに腹部と骨盤底筋の詳しい検査や相談を信頼のおける病院や産後の骨盤矯正専門の整体院等で相談して、あなたの腹直筋離開の状態を回復させる最適なケアプランを確認して下さい。