スポーツ時の膝や足首の痛み・・・ひょっとすると離断性骨軟骨炎の可能性があるかもしれません。

スポーツ時の膝や足首の痛み・・・ひょっとすると離断性骨軟骨炎の可能性があるかもしれません。

運動習慣は健康維持に大切ですが、膝や足首の違和感はありませんか?それは何か体からの重要なメッセージかもしれません。今回は離断性骨軟骨炎について説明させていただきます。

離断性骨軟骨炎とは

関節にある軟骨下で骨が軟骨と一緒に剥がれている状態であり、足関節によく見られます。

離断性骨軟骨炎の原因

成長期の男性に多く球技をする方に多い傾向があります。その原因は循環障害または成長著しい成長期において、骨軟骨の結合が弱くなっている所を繰り返される動作で発生します。

例えばボールを蹴る動作などの外力がかかったり、ケガによって軟骨下の骨にストレスがかかるためと考えられています。

離断性骨軟骨炎の症状

膝関節・・・前駆症状は膝関節の脱力感や疲労感があり、少しずつ痛くなってきます。離断された部分が不安定になると動かしたときに痛みが強くなって走ることが難しくなってきます。

完全に離断すると離断した欠片が関節内を動き回り可動域の制限や強い痛みが発生する事があります。

足関節・・・多くは足関節の捻挫に伴い生じる二次的な損傷で、受傷すぐは足首の痛みを感じる事が少なく違和感があるくらいです。

足関節の内返し捻挫は足の距骨と脛骨の衝突によって衝撃が生じ前距腓靭帯が部分的に断裂する事があります。

この場合、適した処置がされていないと腫れや痛みが治まったとしても足関節の不安定さは残り捻挫しやすくなります。

捻挫を繰り返すと脛骨が衝突する距骨の軟骨が少しずつ傷ついて更に進行すると距骨軟骨下の骨が壊死して剥がれてしまう場合もあります。

剥がれた欠片は関節内を移動して関節水腫や激痛を引き起こす原因となったり関節内で挟まりロッキングと呼ばれる症状が出る事があります。

一般的な離断性骨軟骨炎の治療

膝関節・・・若年者は明確な離断や欠片(遊離体)を見られない場合は基本的に保存療法になります。

軽い症状の場合はスポーツなど激しい運動を中止して、痛みがない場合だと画像診断で経過観察しながら復帰までの様子を見ます。

強い症状の場合は杖などを使って患部の負担を避け症状が緩解してきたら少しずつ負荷をかけていきます。

スポーツの現場に復帰するのは完全に過重負荷がかけられるようになったら少しずつ進めていって数か月から1年くらい要します。

保存療法で症状の緩解が見られない場合は一般的に状況によってドリリング(損傷部の傷んだ軟骨を除去して、その下の骨に穴をあけて出血させる事で骨からの欠損を修復させる細胞を放出して欠損部を埋める方法)

モザイク形成術(軟骨の中でも負荷が比較的にかからない所から小さい円柱状の骨軟骨を採取して損傷部に移植する方法)を行います。

足関節・・・膝関節と同様で基本的には保存療法となり、保存療法で芳しくない状態であればドリリングモザイク形成術を実施します。軟骨移植した場合だと定着するまで半年程度要します。

足改善センターでの治療法とは?

足改善センターでの治療は離断性骨軟骨炎の痛みを早く軽減させるために症状がでている患部だけでなく、体全身の状態を検査し状態や原因を把握して全身を治療します。

その理由は患部だけではなく患部以外にも原因があると考えているからなんです。

なぜならば体の筋緊張が起こったり関節可動域の減少により体の連動性が崩れたりする事で歪みが生じたり血液の循環が悪くなる事により離断性骨軟骨炎の症状を引き起こしやすい状況になりやすいからです。

ですので足改善センターでは患部だけではなく全身を治療していくのです。それに加え日常生活での体の使い方やケア方法などもお伝えします。

最後に

繰り返す痛みで思うように体が動かず悩んだり、たくさん通院したし必要な薬を飲んだけど変わらないというような経験をして諦めかけたりしていませんか?

離断性骨軟骨炎の症状は体の歪みや血液の循環が悪くなり引き起こされているかもしれませんよ。不安を感じたのであればご安心ください。

しっかり良くなるまでサポートしていきますのでまずはご連絡お待ちしています!一緒にお悩みを解決していきましょう。