スポーツをしていたら膝が痛くなった?それはオスグッド病かもしれません。

スポーツをしていたら膝が痛くなった?それはオスグッド病かもしれません。

成長痛?スポーツをすると膝が痛くなる場合はもしかしたら「オスグッド・シュラッター病」かもしれません。10代での膝の痛みが気になる方はぜひ最後までお読みください。

オスグッド病とは?

・膝の下あたりが腫れて痛む
・膝の下あたりが突出してくる
・運動を休むと楽になるが、運動するとまた痛みが出てくる

正式名称「オスグッド・シュラッター病」は10代の成長期に起こる足の病気です。主にサッカーやバスケットボール、陸上などの跳ねたり蹴ったりするスポーツをしている思春期の少年少女に起こります。

お皿の下が腫れて出っ張り痛みを生じます。時期的に「成長痛」と思われる方もいらっしゃいますが、成長痛とは成り立ちの違う症状です。スポーツをすると痛みが出ますが、休んでいると痛みが引いて来るのが特徴です。

成長痛と同じで休んでいると完治することがほとんどですが、ひどい場合は半年から1,2年かかるケースもあるのできちんと対処する必要があります。

原因

腿の前側にある膝の曲げ伸ばしをする大腿四頭筋という筋肉が使いすぎや、柔軟性の低下により緊張が強まることで骨の付着部に負担がかかります。

大腿四頭筋はお皿を介して膝の下の脛骨粗面という部分に付着しますが、この部分が強く引っ張られることで軟骨が剥がれて炎症を起こします。これがオスグット病です。

上記のの部分に痛みが出るのがオスグット病です。

成長痛は骨の骨端が急激に成長することで腱や筋肉が引っ張られて痛みが生じるものです。簡単に言うとオスグットは筋肉が骨を引っ張る、成長痛は骨が筋肉を引っ張るという感じです。

また成長痛の方がもう少し低年齢で起こり、レントゲン上も異常が見られないのが特徴です。

成長痛は筋肉性の痛みなのでオスグットよりも早く回復することが多いですが、オスグットは骨に負担がかかって炎症を起こす分回復が遅く長引くと言えます。また膝下の隆起は消えていきますが、しばらく残ることもあります。

また同じように膝に痛みが出る症状でジャンパー膝というものがありますが、これは痛みの部位がもう少し膝のお皿よりに生じます。
(上記の図①の部分)

一般的な治療法

基本的に安静にして保存療法で時間とともに良くなっていきます。圧痛や隆起である程度判断できますが、レントゲンで軟骨の剥離の状態を知ることができます。

大腿四頭筋に緊張が生まれると痛みが出るのでマッサージやストレッチで筋肉を緩めたり、消炎鎮痛剤の処方、電気療法や、テーピングなどで痛みをカバーしたりしていきます。

痛みが治まればスポーツも可能ですが、直後は炎症がぶり返したりするのでアイシングの処置も大切です。サポーターなども有効になる場合もあります。

当店の施術法

一般的な治療法で話したようにオスグッドは腿の筋肉の緊張が原因で起こるとされています。ですので腿の筋肉が緩めば痛みが改善するのは当然ですが、問題はなぜその腿の筋肉が緊張してしまったかだと考えます。

本来なら左右前後均等に負担がかかるべきところを何かの要因があって、片側に極端に負荷がかかったりしたために痛みが出た場合、仮に改善してもまた繰り返す可能性があります。

例えば右足が捻挫癖があって右側に体重が乗せられなかったために逆の左足の前側に緊張が生まれて発症した。というパターンもあります。

その他、腿の筋肉を動かす神経は腰から出ているので腰のバランスが悪いために足が堅くなり発症するというケースもあります。

このように原因のさらなる原因が隠れていることがほとんどなのです。それを私たちは検査を駆使して隠れた悪い場所を探して施術していきます。そうすることで早く確実に、また再発せずに痛みを改善していくことが可能になるのです。

トントン整体法

当店独自の整体法でバキバキしたり強く押したりせずに体の循環を上げていく画期的な施術法。体表をトントンと指先で刺激する振動で体液の循環を良くして体のバランスをとっていきます。

子供からお年寄りまで安心して受けていただくことのできる整体法です。

最後に

オスグッド病は時間経過で痛みは改善しますが、大会の出場やどうしても動かなければならない場合などもあると思います。
整体をすることでより早く痛みの改善が見込めますので悩む前にまずは一度ご相談いただけるとよいと思います。