片頭痛で悩む日本人
日本人の４人に１人は何らかの頭痛で悩んでいると言われる昨今、国民病といえるほど身近にいる方が訴える症状です。
急にやってくる片頭痛はどうして発生するのか？これは根本的に改善させることは可能なのか？など今回は片頭痛について詳しく説明していきます。
片頭痛の原因
多くの方が患う片頭痛ですが、現時点で片頭痛の原因は確定していません。
しかし一番有力なのは脳内にある「三叉神経」という神経から脳血管を拡張させたり炎症をおこす物質が放出される事で、脳血管が拡張して炎症を起こして片頭痛の痛みがでるのではないか？という説があります。
片頭痛は女性に多い！その特徴
片頭痛は男性と比較して女性の割合いが２、３倍と多いです。２０～30代に好発し、特に３０代の女性のうち２０％に及ぶと言われています。
そこには女性ホルモンと関りが深いとされていて、女性ホルモンのバランスが崩れやすい生理前後に起こりやすく生理前2，3日に多く発症します。
生理時の片頭痛の特徴
①片頭痛が落ち着いても再発する
②痛み止めが効かない
③片頭痛の時間が長い
④吐き気があり痛みも強い
といった特徴があり親子で遺伝するという事もあるようです。
片頭痛のトリガー
①食事によるもの・・・チョコレート、ナッツ類、チーズ、カフェイン、ワイン、グルタミン酸、アルコールなどが挙げられます。
その中でも脂肪分が多く含まれる食事を好む方が片頭痛に羅漢する率が高くなることが報告されています。
②気候・・・雨や低気圧、明るい陽射しが影響するパターンで片頭痛が発症されます。
特に気圧と気温変化が大きく関連するようで、低気圧によって体内の血管が拡張して神経に作用する事が原因で片頭痛が誘発されます。
気圧の数値いうと平均気圧が１０１３hpaとすると、その数値から－６～１０hpa低い１００３～１００７hpaで片頭痛が悪化しやすいようです。
③精神的なもの・・・ストレス、興奮、緊張、うつがあります。
④薬によるもの・・・避妊薬、更年期障害の薬、睡眠剤によって引き起こされます。
⑤身体的なもの・・・睡眠不足、不規則な生活、長時間のデスクワークによる肩こり、時差ボケ、低血糖があります。
片頭痛自己チエック方法
下記の5個の項目のうち４個あてはまると片頭痛の可能性が非常に高く2個以下だと片頭痛の可能性は低くなります。
☑吐き気を催す
☑片側のみ痛む
☑脈打つような痛み（ズキズキ、ドクンドクン）
☑数時間から７２時間続く
☑上り坂や階段を上がる動作で悪化する。
みなさん幾つあてはまりましたか！？
片頭痛の前触れとして起こる症状と前兆
・便秘、イライラ、落ち込み、食欲減退、肩こり、あくび、多好感
・閃輝暗点・・・視界の1/3から半分ほどにキラキラ、ピカピカしたものが見える
・体の片方に痺れなどの違和感が表れる。といった特徴があります。
片頭痛のメリット！？
片頭痛にメリットなんて考えられないかもしれませんが、実はあることが分かっています。その答えが糖尿病になりにくいという事です。
また片頭痛の方はそうでない方と比較して飲酒量が少ないということも分かっております。
片頭痛が起こったらどう対処する？
片頭痛には安静が一番です。なるべく光や音の刺激が少い場所で安静にするのが良いでしょう。また冷やす事も効果的です。
痛む場所にアイスノンや氷嚢をあてると良いです。また片頭痛になる直前の食事や行動、気候など細かく記録しておくと防止に役立ちます。
一般的な片頭痛の治療法
薬物療法がメインとなっています。片頭痛の症状が軽中程度、重度によって選択されます。
①非ステロイド抗炎症薬・・・症状が軽中程度の場合は鎮痛効果があるアセトアミノフェン、NSAIDｓといった薬です。
市販薬でも「ロキソニン」「カロナール」「イブ」がありますね。発症してから即摂取するのが効果的です。
ただ気を付けたいのが過剰な摂取による副作用（内臓の悪化、頭痛）には気を付けなければなりません。
②トリプタン製剤・・・①の薬が効かない場合は血管の拡張を抑えて神経に作用するトリプタン製剤が使用されます。片頭痛を抑えるのに特化した薬といえます。
③漢方薬・・・五苓散（ごれいさん）、呉茱萸湯（ごしゅゆとう）という漢方薬が有名です。
④トリガーの抑制・・・先程述べたトリガーで自分でコントロールできる食事や薬、生活習慣をコントロールできるものはコントロールするのが効果的です。
⑤ヨガ・・・ヨガで使う呼吸法やポーズは心身のリラックス効果があり自律神経を整えてくれるので片頭痛の抑制に効果が期待できます。
骨盤王国での施術法
骨盤王国ではお悩みの患部に対して問診から検査を綿密に行って一番の原因を特定させていきます。ほんの一例を挙げると日ごろの片寄った体の使い方によって、筋緊張の左右差が表れて体が歪んでしまいます。
その補正によって首や頭にストレスがかかり片頭痛が発生しているといったように、患部のみではなく全身から症状の発生を紐解くのが根本的な解決の近道と考えています。
実際の経験の一つをいうと片頭痛の女性患者さんが下腹部の施術をしたら改善したという実例があります。
片頭痛にお悩みの皆様
片頭痛は時に日常生活に支障がでてしまう症状です。今まで病院で薬をもらっても改善しなかったり、様々な情報をネットなどで調べて実践したけど改善しないといった方も多いと思います。
そういった方は一度当院に来てご相談ください。あなたの力になりたいです。
