足のだるさ・むくみ・コブ?もしかすると下肢静脈瘤の前兆かもしれません。

足のだるさ・むくみ・コブ?もしかすると下肢静脈瘤の前兆かもしれません。

今現在、足のだるさ・むくみに加えて足がつりやすい・ほてる・かゆみが持続的に出てきている方いませんか?それもしかすると下肢静脈瘤という病気の前兆かもしれませんよ?上記の症状が出ていると絶対に下肢静脈瘤ですということではありませんが、可能性としてはありますので『下肢静脈瘤』の原因や症状について今から書いていきます。

すでに下肢静脈瘤でお悩みでこのブログを開いたという方も解決方法まで書いていきますのでよろしければ最後まで読まれてくださいね。

下肢静脈瘤とは?

通常正常な足の静脈では、血液がふくらはぎの筋肉の収縮により押し上げられ重力に逆らって心臓の方へ戻っていきますが、静脈内にある逆流を防止する弁の機能が障害され、血液が逆流して下の方へ戻り血液が必要以上に溜まってしまい、拡張した静脈が太く浮き出てコブのように膨らむ症状です。

また、発症すると血行が悪くなり、足のだるさを慢性的に感じたり、むくみ、こむら返りを起こしやすくなります。その他にもかゆみ、痛み、皮膚炎などの症状もあります。重症化すると潰瘍を発症することもありますので注意が必要です。

とはいえ良性の病気ですので、急に悪化したり、命にかかわるようなことはないですのでご安心ください。

下肢静脈瘤の原因

下肢静脈瘤は先ほどもお伝えしたように逆流を防ぐ弁が壊れることで起こってしまいます。弁が壊れる原因は、高齢で筋力が落ちていたり、座りっぱなしであまり筋肉を使わない、妊娠して腹圧が上がることで静脈の血圧が高くなるなどの要因で静脈の壁をもろくしたり、負担をかけてしまうことで起こってしまいます。妊娠や筋力低下などが要因に挙げられることが多いので女性の方が男性よりも2,3倍多いと言われております。

下肢静脈瘤の種類と特徴

下肢静脈瘤は太さや場所によって種類や特徴が変わってきます。

①伏在静脈瘤
足の表面にある静脈のうち足の付け根と膝の裏で深部静脈に合流する太い静脈「伏在静脈」の弁が壊れて血液が逆流し、ふくらはぎ周囲、膝周囲、太もも内側などにコブのように血管が拡張した状態を伏在静脈瘤と言います。ボコボコと直径0.5~3cm程度の血管のコブができるのが特徴です。

症状は、足がむくむ、だるい、つる、かゆい、痛いなどです。

②側枝静脈瘤
伏在静脈の枝分かれした静脈にある逆流弁が部分的に壊れてしまい、血液がたまり拡張したもの。主に膝から下の部分に見られ孤立性のことが多いです。伏在静脈瘤より少し細いのが特徴です。症状は伏在静脈瘤とほとんど同じです。

③網目状静脈瘤
直径2~3mmの血管が皮膚直下で網目状に広がって見えるもの。よく見られる場所は、太もも外側から裏側、膝裏で鮮明な青色という特徴がありま
す。むくみ・痛みがともなうこともあります。

④クモの巣状静脈瘤
直径0.1~1.0mmという細い血管が皮膚直下でクモの巣状に拡張したもの。盛り上がりがなく、赤紫色という特徴があります。実際にはコブがないので静脈瘤ではないですが、静脈瘤として分類されております。正確には毛細血管拡張症といいます。このタイプの静脈瘤で悩んでいる方が多いと思います。

下肢静脈瘤の一般的な治療方法

硬化療法
足の静脈瘤に薬を注射して固め、血管を閉塞させる治療法。塞がれた血管は細くなり半年ぐらいで身体に吸収されます。その際、血液は別の静脈を通って流れるので血液が障害されることはありません。

注意点としては、ごくまれにアレルギー反応が起きたり、色素沈着を起こすことがあります(数日から数か月で軽減します)。

ストリッピング手術(伏在静脈抜去術)
弁の壊れた伏在静脈を取り除く手術のこと。鼠径部と下腿部を切開し壊れた伏在静脈の中にワイヤーを通して血管を引き抜く方法で100年前から行われている歴史のある手法で根治が望める治療方法です。

注意点として抜去した部分の皮下出血、神経障害などの体への負担があります。
※日本で一番多く行われている方法です。

血管内灼熱治療
逆流のある伏在静脈の中にカテーテルを入れて内側からレーザーや高周波で焼いて塞ぐ手術のこと。塞いで血液の流れなくなった静脈は半年ぐらいで身体に吸収されてなくなります。入院することなく日帰りで治療することが可能。レーザー、高周波どちらの手術方法でも保険適応されているのが特徴。

血管内塞栓術
逆流のある伏在静脈の中にカテーテルを入れて瞬間接着剤を注入し血管を塞ぐ手術。瞬間接着剤により閉塞した血管は身体に吸収されなくなります。熱によるダメージがなく、やけど、周辺組織への影響や痛みが少ないのが特徴。

圧迫療法
伸縮性に優れた医療用弾性ストッキングを着用することで、静脈うっ滞改善やむくみ、ダルさを緩和させる治療法。足全体を圧迫することで溜まった血液を押し上げたりしますが、他の方法と違い根本的な治療にはなりません。術後の再発防止や軽症例の進行を予防するため方法として用いられることが多い。

 

骨盤王国 足改善センターでの施術方法

当店での下肢静脈瘤への施術方法としては、局所である足に対してばかり施術することはありません。その理由は、静脈瘤ができるようになってしまった原因が足だけにあるとは思わないからです。

例えば、ふくらはぎのむくみから静脈瘤になっていたとして、着圧ソックスで圧迫をして循環を良くしたとしてもむくみの原因は解決されないからです。その原因がもしかすると骨盤の歪み自律神経の乱れによる可能性もあるので原因をなくしていかないと再発してしまうからです。

そのため、当院では初めにみなさんの身体の状態を独自の検査法で把握し、状態を悪くしている原因に対して施術をしていきます。そうすることで身体のバランスが整い、再発のしにくい身体を作ることができます。

最後に

命にかかわる病気ではないですが、発症率が高く、どうしたらいいのか分からず悩んでいる方が多いと思います。私たちが全力でサポートいたしますので、お気軽にご相談くださいね。