1週間前くらいに足の指先に違和感があったが、そのうち治るかなという期待をしていたけど一向に良くなる気配もない・・・。
こんなことは過去に数回あったけど、今回ばかりは前とは違って酷くなって今では仕事から帰って家に着いた時に靴下に血がついていた。なんてことはありませんか?
今回は福岡巻き爪センターに来られた方で、陥入爪で困っている方の話を元にして陥入爪の方が疑問に思っていることをご紹介していきます。
これを読んで、陥入爪の程度によっては自宅で何とか出来る人もいますし、病院じゃないと対応できない場合もあるのでそこがわかっていただけるようになるでしょう。
陥入爪は10代から20代が半数
私どもが働いている福岡巻き爪センターに来られる陥入爪の方の約半数以上が10代から20代の男性が多い印象です。
皆さんも学生時代陥入爪で困ったことやクラスメートや学年に数名いたのではないでしょうか?
巻き爪は男性と女性の比率は偏らないのですが、陥入爪は男性のほうが多く、重症化のしている割合も高いです。なぜ男性のほうが多いのかはわかりませんが、男性の方が悪くなっても放置してそのままにしていることが多いようです。
その反面女性は、男性ほど我慢強くないのですぐに病院や専門の施設に相談し、重症化する前に対処している感じです。
整体でもそうですが男性の方が酷くなってから相談に来るケースが多いです。(そのくせ一回でどうにかしてほしいなどと言う方も・・・。)
陥入爪って自分で治せるの?
自分で治したという話を聞いたことはありますが、陥入爪の程度に寄ります。
ひどい腫れや出血がある場合は自力では無理です。爪をカットして一次的に楽になっても、すぐに根元から爪が生えてきます。
自力でどうにか出来る場合は腫れが足の比較的先端に位置しているときだけです。
その場合は先端が食い込んで腫れを引き起こしているので、その爪を持ち上げてコットンを詰めるなどをして食い込みをなくしてあげれば回復が可能です。
ただ、それくらいの比較的初期段階の陥入爪の方は少ないように思います。なぜなら初期段階は爪を斜めにカットして一時的に痛みから解放されます。
このバイアスカットと言われる切り方を続けることで爪が巻きやすくなります。深爪も一時的には楽になりますが結局は巻き爪や陥入爪を深刻化させる一因となります。
上記は画像は陥入爪と巻き爪の混合型。 それならワイヤーでの矯正は短期間で良くなることも!
陥入爪を繰り返している方は手術がお勧め
陥入爪を繰り返している方の爪は比較的薄く、横に広い傾向があります。爪周囲の皮膚もたるんで柔らかくすぐに陥入しやすい環境になっている方が多いです。
この場合、ワイヤーなどの器具を時間を使って開いたとしてもまた1か月くらいで爪が食い込むなどという方もいらっしゃいます。
このような場合は手術をで爪の根元をカットして生えてこないような処置をするフェノール式という処置をすることが効果的です。
ただ手術をしたからといって一生巻き爪や陥入爪にならないかというとそうではありません。
陥入爪にはならないけど、巻き爪になったり、根元の爪が生えていたという方もいらっしゃいました。しかし、ワイヤーやその他の矯正をするより保険が利いて確実に良くなります。
手術をしてくれる病院は限りがありますので、ネットで調べていきましょう。
陥入爪に対して当店ではどのような処置をするか
多くの巻き爪やネイルサロンなどでは陥入爪の施術は一切しないというスタンスを取っています。
皮膚科でさえも薬の処方はしてくれるものの、爪に関しては消毒くらいしかしてくれなかったという話はよく聞きます。
町の小さなクリニックですと巻き爪の手術はおろか、きちんとした処置がされないことが多くあります。クリニックでも巻き爪・陥入爪に特化したクリニックを探しましょう。
当店の場合は、ご予約の時点で糖尿病、感染症の有無を確認し問題がない場合、陥入爪の度合いによって処置が変わってきます。
酷い場合は病院での処置をお勧めしますが、どうしても時間がないので痛みだけでも減らしたいという場合は食い込んだ爪をカットして差し上げる場合があります。
軽い方でしたらカットして、腫れが1Wくらいで引いてくるのでその後にワイヤーをかけて矯正していきます。
しかしこんなとんとん拍子に事が運ぶことは稀です。ひどい方に関しては腫れが引くのに1か月以上かかることはザラで、爪の根本部分を再度カットしなくてはいけない場合もあります。
正しく処置をしてくれるところが少ない理由
多くの巻き爪や陥入爪で困って当店に来る方の3割くらいは一度病院に行ったという方です。なぜその方たちは当店に来たのかと尋ねたところ、そこでは処置をしてくれなかったと言われます。
薬を処方されるだけだったり、よくても爪切りだけだったりです。その爪切って終わりという感じで病院としてもしっかりと治療の手順が出来上がっていないようです。
病院の先生が巻き爪への関心や技術的ににばらつきがあるとしか言えません。町の小さいクリニックなどでは、一人の医師が患者さんをいかにたくさん診るかが生産性につながるので爪を切ったりする行為は割に合わないのでしょう。
それよりも薬の処方のほうが楽ですからね。病院でしたら専門のクリニックか大きな病院に相談しましょう。
最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。陥入爪は繰り返しやすい爪の疾患であり、重症化したら正しく歩けないので指の筋肉が落ちて指のゆがみや、巻き爪や陥入爪の進行につながります。
もし陥入爪が重症化して過去にも繰り返していた方でしたら実績のあるクリニックに相談されてください。