外反母趾が進行すると手術をしても歩行がし辛くなるかもしれません!
40代~60代で約25~30%以上、60代以上の女性の約40%の方が外反母趾に悩んでいます。
手術をしても完治するとは限らないのが外反母趾です。
外反母趾になった原因を見つけ、根本から改善する必要があります。
このブログでは外反母趾の概要と進行を防ぐ為に骨盤王国ではどの様なアプローチをするかをご紹介します。
外反母趾とは
外反母趾とは親指の付け根が外側にでっぱり、指先が小指側に15度以上変形した状態をいいます。
多くの場合、足裏の縦のアーチと横のアーチが浅く、横幅の広い開帳足になっています。
よくある症状としては、今まで履いていた靴がきつくなったり、靴を履いた時に突き出した関節が靴に当たって親指の付け根に痛みや炎症を起こし赤く腫れます。
進行すると、足の裏にタコができて普通の歩行でも痛くなってきたり、親指が人差し指の下に入り痛みが増すこともあります。
タコが出来る原因としては、横のアーチが浅くなる事により、指の付け根辺りの骨が足底に突き出し負担がかかる為です。
また、親指が“くの字”に曲がる事で体重の負荷は爪の側面に加わることになり、
親指の爪が巻き爪になってしまう事もあります。
手術をする選択もありますが、約10日間の入院、術後のリハビリで日常生活が送れる様になるには
約2ヶ月を要します。
また、手術をしても3割強の方が痛みや違和感を覚えると言う話もあります。
外反母趾になる原因は何か
原因には遺伝的なものと生活習慣による後天的なものがあります。
①親指が人差し指より長い(エジプト型)
親指が人差し指より長い形をエジプト型と言い、
日本人の約70%が当てはまります。
体重がかかった時に親指が圧迫されて関節が内側にいき外反母趾になります。
②偏平足や開帳足
足底への負担を減らす様なアーチが出来ておらず、全体的に扇状に広がり、靴先に圧迫されてしまう。
③合わない靴
先の細い靴やハイヒールなど合わない靴を履くことが多いと外反母趾になりやすいです。
こちらもエジプト型同様、体重がかかった時に親指が圧迫されて関節が内側にい
き外反母趾になります。
④膝が内側に入っている
これは意外と知られていないのですが、O脚の方や女性でも半分以上の方の膝は内側に入っています。
このような状態ですと足首に負担がきてしまいます。特に外くるぶしの変形、
それから親指の変形へと進行していきます。
病院でのアプローチ
①保存療法
1.装具療法
足に直接はめる矯正用装具やアーチを形成するインソールがあります。
いずれも痛みの軽減はしますが、使用をやめると痛みだします。
また矯正用装具もまだ効果は確実なものではありません。
2.運動療法
-1.グーパー運動
足の指でグーとパーを作る。
拇趾外転筋が働き、親指の変形に効果が期待できます。
-2.タオルギャザー
床にタオルを広げ、足先に荷重を加えたまま指でタオルを手繰り寄せます。
足裏の筋力強化が期待できます。
-3.Hohmann(ホーマン)体操
座った状態で足を前に伸ばし、かかと同士を付けた状態で親指に輪っか状のゴムを掛け、かかとを軸にして両方の親指を外側に引っ張ります。
親指の角度を軽度にしたり痛みの軽減が期待できます。
②薬物療法
湿布やクリームと言った消炎鎮痛剤入り外用薬で痛みを軽減させることができますが、根本的な改善にはなりません。
③手術
先述した通り、約10日間の入院、術後のリハビリで日常生活が送れる様になるには約2ヶ月を要します。
また、手術をしても3割強の方が痛みや違和感を覚えると言う話もあります。
骨盤王国でのアプローチ
全身の検査をして、外反母趾になった根本原因を見つけていきます。
検査では、足裏のアーチの確認、指や足首が使えているか、重心(骨盤、首の位置)、立ち姿勢、歩行状態を確認し足と身体の施術の割合を決めます。
足の問題が強い場合は足の緊張を取る様に筋肉を調整します。
身体の問題が強い場合は膝の調整をしたり、時には内臓に負担をかけている箇所の血流を良くする事で腫れや赤みが引く方もいらっしゃいます。
最後に
なかなか、外反母趾の症状をどこで良くしたら良いのか分からない方や、病院で手術と言われ、良くしたい気持ちはあるがそこまで踏み込めない方もおられると思います。
そのような方は、私たちにまずはお気軽にご相談ください。
私たちはあなたが1日でも早く外反母趾を克服できることを目指しています。