はじめに
「投球時に肩が痛い!」と心配されている方が野球肩のことを知って、不安が少しでも減ると嬉しいのでぜひ最後までお付き合いください。
野球肩とは
ボールを投げる動作に伴って肩関節周辺に痛みが発生する症状で、投球動作によって引き起こされるスポーツ障害のことを「野球肩」と言います。「投球障害肩」とも言われます。
野球の投手に多くみられる症状ですが、テニスやバレーボール、ハンドボール、やり投げなどの競技でも発症します。
野球肩の原因
野球肩の原因のほとんどは、肩の使いすぎによるものです。投球動作の繰り返しにより肩関節に過剰なストレスがかかり、炎症や損傷が起きます。
投球時の痛みから始まって、悪化すると日常生活で少し肩を動かすだけでも痛みが走るようになります。
野球肩の種類
・インピンジメント症候群
痛みの出る箇所:上腕骨先端、肩峰や烏口突起
痛みの出る動作:繰り返し肩より腕を上げる
特徴:ある一定の角度で痛みや引っ掛かりを感じ、それ以上腕を上げられなくなる。
・上腕骨骨端線離開
痛みの出る箇所:上腕骨の骨端線(成長線)
痛みの出る動作:投球
特徴:成長期の選手に多い、オーバーユースによる。
・腱板損傷
※腱板:棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の腱の集合したもの
痛みの出る箇所:腱板と肩甲骨の衝突部位
痛みの出る動作:肩の回旋運動
・肩甲上神経損傷
痛みの出る箇所:肩甲上神経
痛みの出る動作:投球時のフォロースルーのように腕を振り下ろす動作
病院での治療法
基本的には保存治療が行われます。野球肩の治療でもっとも重要なのが安静です。
肩の損傷程度やその他関節の柔軟性や筋力を評価した上で、安静期間や治療を実施します。投球制限や投球を控えるなどが必要です。
骨盤王国でのアプローチ方法
当店では肩だけでなく全体的に検査して施術します。
なぜなら、野球肩になってしまった原因が肩以外にあると考えるからです。
具体的に言うと
・肋骨が硬い
・肩周りや背中の筋肉が硬い
・骨盤が歪んでいる
・内臓が弱っている
・体重が左右どちらかに偏っている
などの要因が挙げられます。例えば投球は左右利き手で行うことが多いので左右バランスが崩れます。
普段の姿勢でも左右どちらかに体重が偏っているとずっと同じ方に負担がかかり続けるので、疲労や負担が左右一方に溜まり限界を迎えて野球肩になりやすいのです。
この状態で肩の保存療法を行っても姿勢は変わらず、利き手も変わらないので負担がかかり、野球肩を繰り返すことになってしまうのです。
そのため、肩だけではなく
・重心が左右どちらかに偏っていないか?
・肩周りや背中の筋肉が硬くなっていないか?
・骨盤は歪んでいないか?
など全身を検査し施術することで肩の負担を減らしていきます。
保存療法を行っているのになかなか痛みが無くならない、野球肩を繰り返したくないという方は当店の施術を体験してみてください。
最後に
野球肩の原因、野球肩の種類、病院での治療法、骨盤王国でのアプローチについてお話させていただきました。少しでも参考になればと思います。
病院での治療、リハビリも大切ですが、何度も肩を故障をする、肩の痛みを気にせず野球をしたいという方は、当店にご相談下さい。お待ちしております。