つま先が痛くなることってありませんか?
それ、もしかしたら中足骨骨頭部痛(ちゅうそっこつこっとうぶつう)かもしれないですよ!?
中足骨とは、指のつけ根から足の甲に向かって伸びている骨のことです。中足骨はつま先から骨頭部・骨幹部・骨底部の3つに分けられます。
つまり中足骨骨頭部痛とは「足指のつけ根の骨のつま先側の先端部の痛み」になります。
足は多くの骨から成り立っています。
このうち「中足骨骨頭部痛」は、人差し指から薬指のつけ根あたりの足裏に痛みやジンジンしたり、タコが生じることを指します。
歩くたびに衝撃で指のつけ根が痛むので、歩くこと自体が億劫になってしまう方もいます。
言葉は難しいですが、症状自体は身に覚えがある方が多いのではないでしょうか?
ヒールを履くことが多い人やたくさん歩いた日の後は、この部分が痛くなりますよね。
中足骨骨頭部痛の原因とは
中足骨骨頭部痛の主な原因は、足の指の付け根にある「横のアーチ」の崩れです。
このアーチが崩れてしまうと、足の幅が広がってしまいます。
原因は横のアーチの崩れと骨盤の歪み
「横アーチ」が崩れてくると、骨盤が歪み、股関節、膝、足首の関節も一緒に歪んできます。
横アーチが崩れて、足の幅が広がった状態のままで歩くと、本来負担の少ないはずの「人差し指~薬指のつけ根」に体重が集中し、痛みやタコなどが生じます。
女性は男性と比べて骨と骨をつなぐ靭帯が柔らかく、「横のアーチ」が崩れやすいと言われているため要注意です。
横のアーチが崩れる原因は様々ですが、つま先に負荷がかかると、「横のアーチ」が崩れてきて本来の歩き方が変わり、骨盤が歪んでくると足の負担も大きくなります。
逆に骨盤が歪むことによって股関節、膝、足首の関節が歪んで、「横のアーチ」が崩れるケースもあります。
中足骨骨頭部痛の対策
中足骨骨頭部痛の対策としては、「横のアーチを使えるようにすること」「骨盤から歪みを整えていくこと」が重要です。
他には「横のアーチ」を支えるためにインソールを使用することも有効的です。崩れた「横のアーチ」を正常な状態にサポートし、足幅の広がりを抑えることができます。
一般的な治療法
足裏に負担がかからないように極力安静に過ごすことと、血流を上げるために足裏を指でマッサージする。
また、日々のウォーキングで足指の筋肉を使うようにして、筋肉を鍛えて正しい歩き方をする。
当店の施術法
当店では足に痛みがあって来られる方は、痛みの原因が他の部分にあることのほうが多くいるので、まずは身体全体を検査していきます。
上記でもお伝えしましたが、骨盤の歪みが原因で股関節、膝、足首の関節が一緒に歪み、中足骨骨頭部痛になる人が多くいます。
身体全体を検査した後は、身体の歪みをとっていき正常な状態に持っていきます。
そうすることで股関節、膝、足首などの歪みが減ることで足にかかる負担が減って、中足骨骨頭部痛の痛みが軽減します。
それでも痛みが取れない場合は直接的に施術していきます。
まとめ
中足骨骨頭痛は放置しておくと疲労が蓄積して骨折したり、内出血を起こしたりなど、足へのトラブルが悪化する恐れが出てきます。
日常生活の中に足を使うことは、ご存知の通り、とても重要です。ですが痛みを伴うようになれば不安やストレスにもつながります。
ご自身や身の回りの人で症状があれば、ぜひ一度ご来店してみてください。個人差はありますが、1回で良くなる人も多くいます。