足の形が変?外反母趾と内反小趾

足の形が変?外反母趾と内反小趾

あなたの足の形はどんな形ですか?しっかり、アーチを描いて指も真っすぐですか?もしかして、親指が人差し指のほうにぐっと曲がっていたり、小指が人差し指の方へぐっと曲がっていたりしませんか?

痛みがない場合、気付いていない人、放っておいている人もいるかもしれませんね。今回は、そんな足の形の変化の原因についてご紹介します。

親指側の変化

本来真っすぐであるはずの足の第一指(親指)が「く」の字に曲がって第二指(人差し指)の方へ向いてしまい、足の形が歪んでしまうことを、外反母趾(がいはんぼし)といいます。

こんな事で困っていませんか?
①足の親指の付け根が異様に痛い
②足の親指が外側(小指の方)へ変形している
③足の親指の付け根の骨が異常に外へ出っ張ってくる

小指側の変化

第五指(小指)の腹が第一指(親指)側を向くようにねじれ、小指自体が親指方向に曲がってしまうことを内反小趾(ないはんしょうし)といいます。

こんな事で困っていませんか?
①足の小指が親指側に曲がっている
②足の小指の付け根が出っ張っている
③足の小指の付け根のまわりにタコができている

なぜ、指が変形してしまうの?

前述で、外反母趾と内反小趾について説明しましたが、ではなぜこのような症状を起こしてしまうのでしょうか?原因の一つとして、足の筋肉の弱まりが原因となる事があります。

足の筋肉が弱まることにより、指先を内側にひねるための筋肉がギュっと引っ張られてしまいます。
その引っ張られた筋肉により、第一指(親指)の付け根の関節から第二指(人差し指)側に曲がってしまうのです。

では、なぜその足の筋肉は弱まってしまうのでしょうか。原因の一つとして、足の筋肉の弱まりが原因となる事があります。

足の筋肉が弱まることにより、指先を内側にひねるための筋肉がギュっと引っ張られてしまいます。その引っ張られた筋肉により、第一指(親指)の付け根の関節から第二指(人差し指)側に曲がってしまうのです。

では、なぜその足の筋肉は弱まってしまうのでしょうか。

現代では一日を靴で過ごす時間が長くなり、裸足で過ごす時間が減少してきました。また、乗り物を利用する事が多く、自分の足で歩く事も減少しています。

最近では、赤ちゃんの時から靴を履くようになり、足の筋肉及び骨格形成に悪影響が出ているケースもあります。現代社会で足の筋肉は低下傾向にあり、アーチの無い扁平足や横幅の広い足が増えています。これが足の筋肉が弱まっている原因となるのです。

その他にも外反母趾になる原因として

・歩き方
・合わない靴を履いている
・遺伝

があります。

痛み方の特徴

外反母趾、内反小趾ともに痛みのでかたは肩こりや腰痛にきたりなど足だけではなく様々なところに不調をきたしますが、一般的に多い痛みの特徴をご紹介します。

外反母趾の痛みの特徴
・親指の付け根が「靴にあたって痛い」という痛み
・歩行時に親指の付け根の関節痛やその周囲にある筋腱の痛み

内反小趾の痛みの特徴
関節の痛みよりも 靴との間で起こる摩擦や圧迫による靴ずれのような痛み

改善方法

グーパーリハビリ運動です。この運動は足の親指の稼働域を広げて、足の指の踏ん張る力を戻してあげるのが目的です。

ちなみに、ほとんどの内反小趾は外反母趾に併発して起こることが多く、この運動をして外反母趾を改善することで内反小趾も自然と改善することがあります。

時間は1日に片足で5分程度。
強さは次の日の朝まで痛みが残らない程度に加え痛みの限界に近い強さで行ってください。

①左足の場合は左手で足首をおさえて、右手の人差し指を伸ばして、右手の親指と残りの3本の指で足の親指を持つ

②パー運動
右手の親指を左足の親指の付け根の下に当てて、回転させる
※足裏の筋力が弱っている人は「つる」ことがありますが、繰り返し続けているとつらなくなるので安心してください。

③グー運動
足の親指の付け根から曲げるように

筋肉の緊張がゆるみ、無重力の中では関節も動きやすいのでお風呂の中で行うことが効果的です。

予防方法

筋肉の低下が問題である場合、筋肉をしっかり鍛える必要があります。足の筋肉を鍛えるには、歩くことが一番ですね。

しかし、ただやみくもに歩くだけでは予防策にはなりません。正しい姿勢で、自分に合った靴を履いて歩くのがとても大切になります。

自分に合った靴とは、かかとを合わせた時しっくりきて、その時つま先に1cmほど遊びがあるものです。

あまりにも小さすぎるものは、足の筋肉を圧迫してしまい、逆に大きすぎるものは歩き方がおかしくなるため、筋肉を変に使ってしまうため外反母趾、内反小趾を悪化させる原因としてしまうので気をつけましょう。

また、正しい歩き方も紹介します。

①上体を心持ち前傾にして、足の第一指(親指)から第三指(中指)までに力を込めて地面を蹴り、足をそのまま前方へだす。
ひざを軽く曲げ、力を入れずに、すっと前に踏み出す。

②かかとからしっかり地面を踏みに足の第五指(小指)の付け根がつくように着地し、体重もそれにつれて移動する。

③もう一方の足は体重の移動とともに、自然にかかとが上がり始めるので、足の第一指(親指)の付け根を意識する

④①にもどる

外反母趾と内反小趾についてお分かりいただけたでしょうか?

もし、自分の足の形をみて異変を感じたら、症状がひどくなる前にしっかり改善しましょう。

また今はまだ変形していなくても予防をしっかり行うことで、あなたのその綺麗な足を保持していきましょう!