妊娠28週以降に判定が出る『逆子』今現在、このブログを見られているあなたはクリニックで逆子の判定が出て毎週毎週検査はするもひっくり返らず憂鬱な日々を過ごされているのではないでしょうか?
そんな逆子の原因や対策方法をこちらでお伝えしますので画面五指に落ち込まずに最後まで見られてくださいね。
逆子とは?
胎児の頭が下にない状態のことを『逆子』と言います。医学用語では『骨盤位』と呼ばれております。妊娠中期までは子宮内でぐるぐると回っている胎児ですが、体が大きくなるにつれて頭の方が重たくなるので下に向きます。
ですが、1つだけお伝えしておきます。妊娠中期の段階では約3,4割の方は逆子ですよ。と言われます。ですので決して珍しいことではないのであまり心配されないでください。
逆子の原因
逆子の原因というのは医学的にはまだハッキリとされていない部分がありますが次のような要素が、逆子になるリスクに繋がっているのでは?と言われております。
・子宮形態異常
(子宮筋腫や先天的な形態異常)
・前置胎盤・低置胎盤
・羊水過少や羊水過多
・多胎妊娠
・骨盤の幅が狭い
・子宮内胎児発達遅延
・胎児の形態異常(水頭症や無脳症)
・前回の出産が帝王切開
上記のようなことがあると胎児の自由に動き回れなくなり、逆子になりやすいと言われています。
逆子の種類
逆子にも胎児の体勢で種類が分かれています。
・単殿位(たんでんい)…胎児がお尻を下に向けV字の姿勢をとっている状態。逆子の約8割はこの状態が多いです。自然分娩も可能ですが、初産の場合はほとんど帝王切開となることが多いです。
・複殿位(ふくでんい)…胎児があぐらをかいた状態。
胎児の足をお尻の部分が通るときに頭より幅が大きくなってしまいます。こちらも自然分娩が可能ですが、場合によっては帝王切開となる場合もあります。
・足位(そくい)…その中でも両足で立っている(全足位)と片足で立っている(不全足位)に分かれます。
足から先に出る形になりますが、片足が引っ掛かったり最後に出てくる頭が臍帯に引っ掛かる危険性があるので帝王切開での出産を行います。
・膝位(しつい)…その中でも両膝をついた姿勢(全膝位)と片膝をついた姿勢(不全膝位)に分かれます。
足位と同様の理由で帝王切開での出産を行います。
・横位(おうい)…胎児が横向きになっている状態。
横向き状態だと産道を通ることができないので帝王切開での出産になりますが、出産までに頭位もしくは骨盤位に回転していることがほとんどです。
逆子のリスク
先ほどの逆子の種類の中で帝王切開での出産となるとお伝えしておりますが、なぜ自然分娩できないのか?それはハッキリと言います。リスクを伴うからです。
具体的には、逆子のまま自然分娩を行おうとすると、通常より早めに破水しやすくなっており、急激な羊水が減少してしまう危険があります。
また、分娩時に赤ちゃんよりも先にへその緒だけ先に子宮の外に出てしまう『臍帯脱出』起こる可能性もあり、そうなってしまうと赤ちゃんに十分な酸素が送れずに低酸素状態となる危険も潜んでおります。
それだけでなく、通常の出産だと赤ちゃんは頭から出てきますが、逆子での出産の場合は、足やお尻から出てきますので、片方の足が引っ掛かって脱臼をしてしまったり、腕がひっかかり骨折してしまう可能性もございます。
また、赤ちゃんの小さな足が先に出てくる場合、産道が十分に開いておらず大きな頭が引っ掛かり首を圧迫してしまうこともあります。そのため、逆子判定が出た場合は、基本的に帝王切開での出産をオススメしております。
一般的な改善方法
どれをとってもこれをしたから100%改善とはいきませんが、推奨されていることは色々とあります。
その中で代表的なものは『逆子体操』ではないでしょうか?体操とは言っても体を動かすというよりもお腹の赤ちゃんに動きやすい体勢(ポーズ)をとるだけなので気軽にできるものとなっております。
一般的に2つの方法で行われます。
〇胸膝法(きょうしつほう)
・お尻を高く上げ四つん這いになる。
・両手をまっすぐ前に伸ばす。
・はじめは数分から慣れたら15分ほど行う。
・終わったら急に立ち上がらずに数分間横になる。
〇ブリッジ法
・布団やヨガマットなどに仰向けになる。
・クッションやタオルなどを腰の下に入れ骨盤を持ち上げる。
・最初は数分から慣れてきたら10分ほど姿勢をキープする。
・終わったら数分間横になる。
どちらのやり方でも書いておりますが、慣れないうちは短めからスタートして下さい。ですが、慣れてきたとしても無理は禁物です。痛みなどが出る場合は中断して下さい。
当店での施術方法
当店で行っていく施術は、手技施術や鍼灸施術で体質改善を行っていきます。
そもそも逆子になってしまう原因というのも上記でも色々とお伝えしてきましたが、私たちの考えでは、まずは身体の冷えが原因ではないか?と考えております。
例えば、あなたの足が極端に冷え性で冷え切っているとします。そうすると赤ちゃんは生命維持に大切な頭を下(足元)に向けたくない状態です。少しでも暖かい上(胴体)に頭を持ってきてしまうので結果逆子になっている。
そこでまずは、あなたの冷えを取るためにそうなってしまう原因を検査し見つけ出します。そして、その原因に対して適切な方法で施術を行い、体質改善を図っていきます。そうすると赤ちゃんにとっても居心地のいい環境が出来上がり、元の状態へと近づくと思います。
最後に
ここまで読まれた方は、間違えなく今現在、逆子でどうしようと毎日不安な日々を送られていると思います。少しでも気になるのであれば、早めの行動をオススメします。
行動が遅くなればなるほど赤ちゃんも成長してますので、お腹の空間も狭くなり、動きにくくなります。一度、『骨盤王国 天神店』に相談してみてはいかがでしょうか?